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PCBの供給網連盟発足、インダストリー4.0商機狙う


ニュース 電子 作成日:2018年1月10日_記事番号:T00074936

PCBの供給網連盟発足、インダストリー4.0商機狙う

 産業用コンピューター(IPC)最大手の研華科技(アドバンテック)は9日、プリント基板(PCB)大手の▽欣興電子(ユニマイクロン)▽敬鵬工業(チンプーン・インダストリアル)▽燿華電子(ユニテック・プリンテッド・サーキット・ボード)──など5社と、インダストリー4.0(第4次産業革命)商機獲得に向けた産業連盟「PCB Aチーム」を発足した。10日付工商時報が報じた。

 PCB Aチームには、PCB大手3社の他、PCB製造設備メーカーの迅得機械(シムテック・オートメーション・アジア、SAA)、ERP(企業資源計画)ソフトウエア大手の鼎新電脳(データシステムコンサルティング)も参画する。

 アドバンテックの劉克振董事長は、PCB産業は規模が大きく、複雑度が高いため、インダストリー4.0導入のモデルケースとして適していると指摘。今年上半期中にパートナー企業の戦略室設置を支援し、データの可視化などを通じて産業のアップグレードを促したいと説明した。また、インダストリー4.0のモデルケースを多く作り、産業エコシステムを構築する他、個々の技術を集結し、共同開発やスマートマニュファクチャリング(スマート製造)の導入を進めていきたいと話した。

 PCB Aチームは、来年にも共同で会社を設立し、▽電子製造▽金属加工▽靴製造──など幅広い分野のスマート製造導入を目指す。