トヨタの台湾総代理店、和泰汽車の2017年連結売上高は前年比2.77％増の1,773億6,100万台湾元（約6,680億円）で、過去最高を記録した。台湾の自動車業界で、通年売上高がプラス成長を遂げたのは同社のみで、独り勝ちとなった。また、昨年３月に買収した、チューリッヒ保険の損害保険子会社が売上増に貢献した。11日付工商時報が報じた。
その他の自動車会社の17年売上高は、▽裕隆汽車製造（ユーロン・モーター）は964億7,100万元（前年比13.96％減）▽中華汽車工業（チャイナ・モーター、ＣＭＣ）、389億800万元（4.13％減）▽裕隆日産汽車、332億1,700万元（4.62％減）──など。裕隆汽車は、中国における納智捷（ラクスジェン）の製造、販売を担う東風裕隆汽車の業績不振が影響した。
なお、和泰汽車の12月連結売上高は157億7,400万元で前年同月比16.51％増と、これも上場自動車会社の中で唯一前年同月を上回った。
