ニュース その他分野 作成日:2018年1月11日_記事番号:T00074959
上場・店頭公開企業の昨年12月業績が10日出そろい、総売上高は前月比2.36%増、前年同月比12.02%増の3兆2,300億台湾元(約12兆円)と過去最高を更新。2017年通年でも前年比6.92%増の32兆6,900億元と過去最高を記録した。世界経済の回復、アップルのスマートフォンiPhone新機種の発売、原油価格の上昇などが、輸出志向の台湾企業にとって追い風となった。11日付経済日報などが報じた。
12月売上高が過去最高だった企業は前月比15社増の117社で、▽バイオ医療▽半導体▽文化・クリエイティブ▽航空▽建設建材▽通信インターネット▽電機機械▽化学工業▽金融・保険▽自動車工業──などの分野が多かった。
17年通年で売上規模が最高だった企業は鴻海精密工業で、4兆7,000億元(前年比8%増)だった。以下▽和碩聯合科技(ペガトロン)▽広達電脳(クアンタ・コンピューター)▽台湾積体電路製造(TSMC)▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)▽緯創資通(ウィストロン)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)▽国泰金融控股(キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス)▽大聯大投資控股(WPGホールディングス)▽英業達(インベンテック)──と続いた。華碩電脳(ASUS)はインベンテックに抜かれ11位に後退した。
今年の展望について第一金融控股(ファースト・フィナンシャル・ホールディング)の陳奕光投資長は、▽電子産業における相次ぐ新製品の発表▽電気自動車(EV)に関連する電子部品の需要拡大▽第5世代移動通信システム(5G)設備の需要拡大▽米国の景気拡大による化学製品、鉄鋼、製紙、航空業の好調──により、総売上高は昨年を上回り、33兆元突破の可能性もあるとの予測を示した。
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