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電力大口顧客、グリーン電力10%使用義務


ニュース 公益 作成日:2018年1月12日_記事番号:T00074982

電力大口顧客、グリーン電力10%使用義務

 行政院は11日、電力の契約容量が800キロワット(kW)を超える大口顧客に対し、グリーン電力(再生可能エネルギーで発電された電力)を一定割合使用することを義務付ける内容の「再生可能エネルギー発展条例」改正案を閣議決定した。台湾全土で工場など5,400カ所が影響を受ける見通しだ。12日付工商時報が伝えた。

 グリーン電力の使用割合は少なくとも10%を見込む。中央政府が地方自治体の調整を図り、最低基準を定めた上で、各自治体がそれに上乗せして定める。台南市、桃園市ではグリーン電力を一定割合使用することが地方条例で義務付けられている。

 ただ、日陰で日照が少ないなど個別企業の事情に配慮し、グリーン電力証書を購入するか、相当分の料金を納付することでグリーン電力の使用に代えることも認める。グリーン電力証書の価格は1キロワット時(kWh)当たり1~2.2台湾元(約3.8~8.3円)となる見通しだ。

 改正案には、発電量全体に占める再生可能エネルギーの割合を2025年までに20%まで高めることも盛り込んだ。