市場調査会社、ガートナーは、今年の世界半導体市場の規模は前年比7.5%増の4,510億米ドルに達するとの予測を示した。従来予測から236億米ドル上方修正し、成長率を3.5ポイント引き上げた。上方修正分のうち195億米ドルはメモリーが占めた。今年もＤＲＡＭ、ＮＡＮＤ型フラッシュメモリーの価格上昇が続くとの見方だ。17日付工商時報が報じた。
ガートナーのベン・リー首席アナリストは、メモリー市場は2016年下半期に好転し、17年も好調だったと指摘。今年も高い成長率を維持し、世界半導体市場の成長をけん引すると予想した。
ガートナーは、メモリー以外では▽ＦＰＧＡ（フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ）▽ＡＳＩＣ（特定用途向けＩＣ）▽非光学センサー──などが顕著な成長を見せるとの予測を示した。
