半導体用シリコンウエハー世界３位の環球晶円（グローバルウェーハズ、ＧＷＣ）と世界６位の合晶科技（ウエハーワークス）は、８インチをはじめとしたシリコンウエハーの供給不足を受け、生産能力を増強している。18日付自由時報が報じた。
ＧＷＣは、日本のフェローテックホールディングス（本社・東京都中央区）が中国上海市に設置した８インチシリコンウエハー工場に技術支援を行い、販売を担う。同工場の当初の月産能力は15万枚を計画しており、上半期にフル稼働となる見通しだ。月産能力は最終的に45万枚まで増強する。
ウエハーワークスは今年から来年にかけ、中台の工場で８インチシリコンウエハーを中心に生産能力を増強する。新竹科学工業園区（竹科）龍潭園区（桃園市）の工場の月産能力は昨年の20万枚から現在25万枚に増えており、今年半ばに30万枚に拡大する見通しだ。桃園市の楊梅工場では６インチシリコンウエハーの月産能力を30万枚から36万枚に増強する。
中国では上海合晶硅材料（ウエハーワークス上海）の８インチシリコンウエハーの月産能力を13万5,000枚から16万5,000枚、６インチシリコンウエハーは24万枚から28万枚に増強する。また、鄭州工場（河南省）は下半期の量産後、来年にかけて８インチシリコンウエハーの月産能力を20万枚まで高める計画だ。
