ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

航空路問題、中国「台湾側に影響なし」


ニュース 運輸 作成日:2018年1月18日_記事番号:T00075088

航空路問題、中国「台湾側に影響なし」

 中国民用航空局が台湾側との事前協議なしで、台湾海峡の中間線のすぐ西側を通る航空路「M503」の北上コースの使用を開始したことについて、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は「新ルートは既存ルートの混雑を有効に緩和することができ、台湾側の飛行上の安全には影響を与えない」と主張した。18日付聯合報が伝えた。

 馬報道官は「大陸(中国)内部の問題であり、使用開始前に台湾側に通報した。ただ、それは台湾側の同意を経なければならないことを意味せず、双方による過去の共通認識にも違反しない」との立場を表明した。

 これに対し、台湾の行政院大陸委員会(陸委会)は、「大陸側は一方的に航空路の使用を開始したもので、受け入れられない」とする既存の立場を繰り返した。その上で、2015年の中台民間航空当局による交渉の結論として、中国側が一方的に通報すれば、航空路を開設できるわけではないと指摘した。