空気圧部品大手、亜徳客国際集団（エアタックインターナショナルグループ）は19日、11億台湾元（約41億6,000万円）を投じて、台南市の樹谷工場区に第２期拡張計画として第８、第９工場棟を建設することを董事会で決議した。来年初旬の完成予定で、リニアガイド、電動アクチュエータ、ボールねじなどの年産額は30億元を超える見込みだ。20日付工商時報が報じた。
エアタックは昨年、自動車および電子産業向け受注が顕著な成長を見せ、通年売上高が前年比38.7％増の30億4,500万人民元（約2,370億円）、台湾元換算で29.15％増の137億1,800万元と、いずれも過去最高を更新した。
また今月の出荷額も３億人民元を超え、単月の過去最高を更新するとみられ、第１四半期の売上高は前年同期比20％増、今年通年でも36億人民元を突破すると証券会社は予測している。
好業績を受けて同社は6.5カ月分以上の業績報奨金および１カ月分の春節ボーナス（年終奨金）を支給すると表明した。
