ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年1月31日_記事番号:T00075310
ステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)は30日、原料のニッケルの国際価格上昇などを受け、2月分の台湾域内向けオファー価格を1トン当たり1,000~5,000台湾元(約3,700~1万9,000円)引き上げた。過去5カ月で最大の値上げ幅となる。31日付工商時報などが報じた。
このうち、主力製品の304系熱延ステンレス製品は1トン当たり3,000元と約4%引き上げる。316系は5,000元、430系は1,000元引き上げる。輸出向けは120米ドル以上引き上げる。YUSCOは、コスト上昇を完全に反映できておらず、3月に再値上げする可能性があるとした。
同業の唐栄鉄工廠も値上げに追随する見通しだ。川下メーカーは、最近ニッケル価格の変動が激しく、川中、川下メーカーは受注に慎重になっており、YUSCOの値上げ幅は予想以上だったと指摘した。値上げが続くならば、コストを製品価格に反映させる必要があるとした。
電気自動車(EV)バッテリー向けの需要などで、国際ニッケル価格は上昇しており、1トン当たり1万3,900米ドルと2年半ぶりの高値を付けている。
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