ニュース 運輸 作成日:2018年1月31日_記事番号:T00075320
交通部高速鉄路工程局(高鉄局)の胡湘麟局長は30日、台湾高速鉄路(高鉄)の屏東延伸問題に関連し、想定された2本のルート案について事業可能性を検討した結果、所要時間は最大でも30分しか短縮されず、最大500億台湾元(約1,900億円)の整備費を投じるほどの費用対効果があるかは疑問との認識を示した。事業可能性検討報告は来週にも交通部に提出される。31日付中国時報が伝えた。
地元屏東県政府はこれまで、高鉄延伸を強く働き掛けてきたが、実現可能性に黄信号がともった格好だ。
検討されたのは、燕巣~屏東ルートと、左営から南に延びるルート。いずれも高鉄での所要時間は約10分で、現在台湾鉄路(台鉄)で新左営から屏東まで移動するのに要する35~40分と比べると、時間短縮効果は約30分となる。
胡局長は「工事面では施工可能とされたが、費用、経済効果に関してはやや不足な面がある」と述べた。
鉄道文化協会の李政宏会長も「屏東まで向かう固定客は限られ、乗客が少なければ、コストがかさみ、予期した効果は得られない」と慎重意見だ。
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