国立故宮博物院の林正儀院長は５日、ファッション、ハイテク、生活の３分野で有名10ブランドと連携し、故宮の所蔵品をモチーフにした新製品の開発を進めてもらう計画を明らかにした。６日付工商時報が伝えた。
ハクサイの彫刻「翠玉白菜（すいぎょくはくさい）」などにインスピレーションを得た（故宮博物院リリースより）
提携先には、マクドナルド、鼎泰豊、ＬＩＮＥ（ライン）などが含まれるもようだ。先陣を切るのは、デザイナーの周裕頴氏らと共同で企画した「SuperlinXX超脱」ブランドのファッションで、９日にニューヨークで発表される。故宮の所蔵品と現代を融合したコンセプトで、故宮のオンラインショップでも販売される。
林院長はまた、今後６年間（2018～23年）に101億台湾元（約370億円）を投入する「新故宮計画」を明らかにした。外部の新たなトレンド、コミュニティー、価値観と結び付け、観光産業の発展につなげる狙いだ。
