ニュース 石油・化学 作成日:2018年2月7日_記事番号:T00075452
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が6日発表した主要4社の1月連結売上高は1,515億5,200万台湾元(約5,670億円)で前月比6.8%増、前年同月比17.1%増だった。7日付経済日報などが報じた。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の1月連結売上高は、前月比7.2%増、前年同月比29.4%増の191億5,700万元で、2014年8月以来で最高だった。中国の環境規制強化の影響で、水酸化ナトリウム、アクリロニトリル(AN)、エピクロロヒドリン(ECH)の価格が前年比37~81%上昇していることが貢献した。
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は、前月比4%増、前年同月比21.5%増の291億6,100万元で、過去3年半で最高だった。電気自動車(EV)やスマート製品の需要好調で、川下メーカーの春節(旧正月、18年は2月16日)に向けた調達が増えていることや、原料のフェノール価格上昇や川下のポリカーボネート(PC)、エポキシ樹脂の需要増加で、ビスフェノールA(BPA)価格が上昇していることなどが貢献した。
台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)は、前月比4.9%減、前年同月比12.4%増の338億1,000万元だった。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、前月比14.9%増、前年同月比14.6%増の694億2,400万元で、過去3年で最高だった。1月の精製量が54万8,000バレルに達した他、原油の国際価格上昇による石油製品やアルケン類の値上がりが貢献した。
今年の見通しについて主要4社は、世界的な景気拡大に伴い、石化製品の需要は依然続くと業績を楽観視している。
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