マスターカードがこのほど発表した「女性起業家指数」によると、台湾は前年と同じ63.6ポイントだった。調査の対象となった57カ国・地域中26位、アジア太平洋の15カ国・地域中８位だった。９日付工商時報が報じた。
同指数は、世界各国・地域における女性の起業の現状を▽女性の社会進出状況▽教育・金融サービスへのアクセス▽起業家を支える環境──３つの要素に分け、12の項目、25のサブ項目にわたる調査を基に算出した。
陳懿文マスターカード台湾区総経理は、今回の調査結果について、台湾は社会通念、政策、法律とも比較的、女性が起業しやすい環境にあると分析した。ただ、依然として世界の女性企業家にとって性別による偏見は大きな壁となっていると指摘した。
なお「女性起業家指数」の世界上位３位は▽ニュージーランド、74.2ポイント▽スウェーデン、71.3ポイント▽カナダ、70.9ポイント──、この他のアジア太平洋地域では▽シンガポール、69.2ポイント▽オーストラリア、68.9ポイント▽フィリピン、68.0ポイント──だった。日本は51.1ポイントで世界46位だった。
