台湾最大のブログプラットフォーム「痞客邦」を運営する優像数位媒体科技（PIXNET）の周守珍執行長は、今年はビッグデータシステムの改良を進めるほか、人工知能（ＡＩ）にも参入すると明らかにした。16日付工商時報が報じた。
PIXNETはＡＩの分野で中央研究院（中研院）、台湾人工智慧実験室（台湾ＡＩラボ）などと提携する計画だ。周執行長は、ＡＩによる記事作成ツールを開発したいと述べた。
PIXNETは2013年に痞客邦での広告量が減少したことを受け、14年に同プラットフォーム上の膨大なデータの整理に着手。同年、ビッグデータを基に市場のトレンドに合った的確なマーケティングを支援するサービスを開始し、昨年はブロガーを対象に自身のブログやフェイスブックページのアクセス数や読者構成などを素早く把握できる分析サービスも開始した。昨年の広告収益は２桁増となった。
PIXNETのビッグデータ関連への投資額は毎年倍増しており、ビッグデータ関連の人材は従業員全体の３分の１を占める。
