ニュース 商業・サービス 作成日:2018年3月21日_記事番号:T00076093
行政院主計総処は20日、2017年の旅行収入は前年比7.8%減の123億米ドルで過去4年で最低となった一方、支出は179億米ドルで8.3%増の大幅増となり、旅行収支は56億米ドルの赤字となったと発表した。赤字は3年連続で、前年の32億米ドルから大幅に拡大して過去最高を更新した。中国人観光客の減少が主因だ。21日付工商時報が報じた。
主計総処の発表によると、昨年、台湾を訪れた外国人旅行者は延べ1,074万人で前年比0.5%増加。うち25.4%と最大比率を占めた中国人旅行者は22.2%の減少となったが、東南アジアなど新南向政策対象18カ国からの旅行者が27.7%増加し、全体としてプラス成長を維持した。しかし消費力の高い中国人旅行者の大幅減は、旅行収入の減少、旅行収支赤字の拡大につながった。
台湾の旅行収支は1990年~2008年にかけて毎年30億~50億米ドルの赤字を計上していたが、08年に中国人による台湾観光が開放されたことをきっかけに赤字が縮小。11年以降は黒字に転換したものの、中国人客の減少に伴い15年から再び赤字に転じた。
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