ニュース その他分野 作成日:2018年3月21日_記事番号:T00076100
経済部統計処が20日発表した2月の輸出受注総額は324億5,000万米ドルで、前月比24.6%減、前年同月比3.8%減だった。春節(旧正月、2018年は2月16日)が昨年は1月だったことなどで、18カ月連続の前年同月比の成長がストップした。21日付工商時報などが報じた。
製品別の2月輸出受注額は、半導体など電子製品が79億8,000万米ドルで前年同月比8.6%減少した。情報通信技術(ICT)製品は88億8,000万米ドルで8.6%減少した。スマートフォン受注が予想以下で、18カ月連続成長がストップした。
液晶パネルなどの光学器材は17億2,000万米ドルで前年同月比17.9%減と、減少幅が最も大きく、15カ月連続成長がストップした。大型パネル価格下落の影響を受けた。
プラスチック・ゴム製品は16億5,000万米ドルで前年同月比1%減少し、15カ月連続成長がストップした。
一方、ベースメタルは21億6,000万米ドルで、前年同月比11.1%増加した。化学品は17億9,000万米ドルで14.3%増加した。原材料価格上昇や、春節に向けた先行注文が貢献し、共に2桁成長だった。
機械は17億1,000万米ドルで、前年同月比4%増加した。
国・地域別では▽中国(香港含む)、85億6,000万米ドル(前年同月比1.8%減)▽米国、83億4,000万米ドル(8.8%減)▽欧州、65億9,000万米ドル(1.1%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、33億7,000万米ドル(7.5%減)──と軒並み減少した。日本は18億9,000万米ドルで、2%増加した。
1~2月、同期の過去最高
1~2月の輸出受注総額は、前年同期比8.3%増の755億2,000万米ドルで、同期の過去最高を更新した。製品別では、▽電子製品▽ICT製品▽ベースメタル▽機械──が同期の過去最高を更新した。一方、光学器材は38億7,000万米ドルで前年同期比6%減少した。
林麗貞統計処長は、前年3月の輸出受注総額が411億米ドルと高かったことから、前年割れが続く可能性が高いが、今年4月にはプラス成長に転じると予測した。今年通年の輸出受注総額については、世界的な景気の拡大が続き、緩やかに成長するとの見方を示した。
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