経済部統計処が23日発表した１～２月の小売業売上高は、前年同期比4.6%増の7,131億台湾元（約２兆6,000億円）で、同期としての過去最高を更新した。統計処の王淑娟副処長は、今年１～２月は前年同期に比べて寒く、冬物衣料や暖房器具がよく売れた他、ＩＴ（情報技術）製品も好調だったと指摘した。24日付工商時報が報じた。
２月の小売業売上高は、前月比3.6%減、前年同月比15.7%増の3,500億元で、同月としての過去最高を更新した。春節（旧正月、2018年は２月16日）連休で、消費が拡大した。小売業のうち、総合商品小売業の百貨店は307億元で、前月比27.2%増、前年同月比30.2%増と大幅に成長した。インターネット通販サイトなど無店舗小売業は206億元で前月比4.9%減、前年同月比10.1%増と、65カ月連続のプラス成長だった。
飲食業の１～２月売上高も、前年同期比2.8%増の818億元で、同期としての過去最高を更新した。２月売上高は前月比13.2%増、前年同月比19.1%増の434億元で、同月としての過去最高を更新した。
統計処は３月について、母親節（母の日）セールが早まり、小売業の売上高は前年同月比２%成長、飲食業は３%成長すると予測した。
なお、卸売業の１～２月売上高は前年同期比3.7%増の１兆5,565億元だった。２月売上高は前月比24.3%減、前年同月比４%減の6,704億元だった。
