液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）が10日発表した３月連結売上高は255億5,400万台湾元（約940億円）で、前月比12.7％増、前年同月比17.7％減だった。証券会社は、テレビ用液晶パネル価格の下落、およびＡＵＯが粗利益率の高い製品に注力し、売上高の規模を追求していないことが主因と分析した。11日付経済日報などが報じた。
ＡＵＯの３月大型パネル出荷枚数は1,006万枚で前月比11.8％増、中小型パネル出荷枚数は1,728万枚で36.6％増だった。第１四半期売上高は前期比7.7％減、前年同期比15.9％減の744億4,500万元で、過去８四半期で最も低かった。大型パネル出荷枚数は2,858万枚で前期比0.2％減、前年同期比５％増、中小型パネル出荷枚数は4,657万枚で前期比0.8％減、前年同期比27.8％増だった。
瀚宇彩晶（ハンスター・ディスプレイ）の３月連結売上高は13億8,000万元で、前月比21.4％増、前年同月比33.6％減だった。自社ブランド製品向けと大型パネル出荷枚数は28万6,000枚で前月比239.8％増、中小型パネル出荷枚数は3,287万枚で5.4％増だった。第１四半期売上高は前期比27.8％減、前年同期比28.6％減の44億4,300万元で、過去７四半期で最も低かった。
