ニュース 金融 作成日:2018年4月11日_記事番号:T00076427
中国の習近平国家主席は10日、政財界の要人が集まる「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」で演説し、証券、保険、自動車製造の分野で外資の過半出資を認める市場開放方針を表明し、台湾では保険業界が最も恩恵を受ける見通しだ。11日付工商時報が伝えた。
習主席は演説で、「中国は新たな開放の段階に入る」と強調した(10日=中央社)
台湾生保業界は中国で合弁保険会社への外資の出資上限が50%に限られていたため、柔軟な経営ができず、増資も難しかった。
業界大手の新光人寿保険が中国・海航集団(HNAグループ)と折半出資で設立した新光海航人寿保険は、増資ができないため、新規業務への参入を見合わせている。また、中国で合弁認可が下りていない富邦人寿保険、合弁保険会社の設立条件を満たしている南山人寿保険にも投資機会が訪れそうだ。
金融持ち株会社、新光金融控股の李紀珠副董事長は「中国資本との折半出資では、経営方針で対立した際、いずれも主導権を握れない。特に増資時に片方が同意しなければ、増資ができず苦境に陥る」と述べ、過半出資が認められれば、経営上の決定権の所在が明確になると歓迎した。
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