ニュース 商業・サービス 作成日:2018年4月12日_記事番号:T00076450
台北市の高級ホテル、台北威斯汀六福皇宮(ザ・ウェスティン台北)が賃料高騰に業績が追い付かず、今年末で閉館すると発表したことに関連し、建物を保有する生命保険大手、国泰人寿保険(キャセイ・ライフ・インシュアランス)の林昭廷執行副総経理は、2009年から17年までの間に賃料を20%以上引き下げたと主張した。12日付蘋果日報が報じた。
六福の株価は12日も4.49%下落した(中央社)
林副総経理の発言は、同ホテルを運営する六福旅遊集団(レオフー・ツーリズム・グループ)の荘豊如執行長が閉館会見で、「開業からの20年、賃貸料は毎年上昇した」などと語ったことに反論したものだ。
レオフーはキャセイライフの主張に直接反論していないが、六福の財務資料を分析すると、過去の約20年間で賃料は70%近く上昇したと推定される。
キャセイライフは「ウェスティン開発計画はレオフーのために立てたもので、巨額のコストを投じたため、売り上げが伸びなければコストを回収できない」とした上で、建物を回収後は老朽設備を改装した上で、ホテルとして運営を継続すると説明した。
ホテル業界関係者は、ウェスティンの宿泊料金や客室稼働率は良好で、賃金高騰が必ずしも閉館の主因ではないとし、レストランが特色を欠いていたと分析した。
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