半導体用シリコンウエハー大手、環球晶円（グローバルウェーハズ、ＧＷＣ）の徐秀蘭董事長は12日、今年と来年分の受注が既に満杯となっており、2020年についても生産能力の半分の受注が確定したと語った。13日付経済日報が報じた。
徐董事長は、来年までシリコンウエハーの需給逼迫（ひっぱく）と価格上昇が続く見通しで、価格上昇幅は小さくないと語った。
徐董事長は、シリコンウエハーの価格は製品および顧客によって異なるため、ＧＷでは今年より値上げ幅を公表していないと説明した。また、今後３年間、半導体市場の需要に問題はないと語り、特に▽メモリー▽カーエレクトロニクス▽急速充電・ワイヤレス充電を含む電源管理システム──で大幅成長が見込まれると予測した。
なお今後の需要見通しについてＧＷの李崇偉副総経理は、12インチシリコンウエハーの19年までの年平均成長率（ＣＡＧＲ）が５～７%、８インチウエハーが２～３%と予測した。
