市場調査会社、ガートナーが12日発表した統計によると、第１四半期の世界のパソコン出荷台数は6,168万6,000台と前年同期比1.4%減少し、14四半期連続の前年割れとなった。華碩電脳（ＡＳＵＳ）は12.5%減の390万台、シェアは6.3%と0.8ポイント低下し５位だった。400万台を下回ったのは2010年第２四半期以降で初めて。宏碁（エイサー）は8.6%減の382万8,000台、シェアは6.2%と0.5ポイント低下し６位だった。13日付経済日報などが伝えた。
ガートナーの北川美佳子首席アナリストは、第１四半期はＰＣの非需要期で、特に中国の需要が弱かったと指摘。また、インテルが４月初めに新プロセッサー「コアｉ９」を発表しており、第１四半期は同プロセッサー搭載ＰＣの発売を見越し、消費者や販売店に様子見の傾向が強まったと説明した。
第１四半期の世界のＰＣ出荷台数首位はＨＰで、前年同期比2.8%増の1,285万6,000台、シェアは20.8%で0.8ポイント上昇した。２～４位は▽聯想集団（レノボ）、1,234万6,000台（0.3%増）・シェア20%（0.3ポイント上昇）▽デル、988万3,000台（6.5%増）・シェア16%（1.2ポイント下落）▽アップル、426万4,000台（1.5%増）・シェア6.9%（0.2ポイント上昇）──。
