ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年4月13日_記事番号:T00076473
中国鋼鉄(CSC)と新日鉄住金などとのベトナム合弁会社、CSVC(中国語名・中鋼住金越南)は3月出荷量が10万トンに上り、2013年10月の稼働以来の最高を記録した。今年通年ではフル稼働時の年産量120万トンに迫る100万トンを目指す。13日付工商時報が報じた。
CSVCの陳忠勲董事長は、同社は主にCSC、新日鉄住金から原材料を調達しているが、現地調達を実現するため、CSCと台塑集団(台湾プラスチックグループ)などとのベトナム合弁、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)から熱延材料を購入し始めたと説明。当初の購入量は月5,000トンで、冷延製品に加工して東南アジア市場に輸出する計画だ。
陳董事長は、CSVCは中国製の原材料を使用していないため、米国がベトナムを経由して輸入される中国製品に適用した制裁関税で、CSVCは当初適用除外になったと明らかにした。対米輸出が有利になるが、リスク回避のため輸出先の分散を続ける方針だという。同社は対米輸出量を月7,000~8,000トンに抑えている。
台プラの王文淵総裁は13日、FHSの陳源成董事長らグループ幹部とCSC本社を訪問した。CSCとの提携拡大を協議したとされるが、CSCの翁朝棟董事長は、王総裁らはグリーンビルディング(緑の建築)のCSC本社を見学しただけと説明した。
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