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「牛頭牌沙茶醤」の総経理、3.6億元着服で起訴


ニュース 食品 作成日:2018年4月16日_記事番号:T00076493

「牛頭牌沙茶醤」の総経理、3.6億元着服で起訴

 調味料の「牛頭牌沙茶醤」の製造元である好帝一食品(台南市)が海外のペーパーカンパニーとの架空売買で脱税に及び、過去10年間で1億1,000万台湾元(約4億円)余りの所得を申告しなかったほか、実質的経営者で総経理の劉珀秀容疑者(女性)が会社資金3億5,900万元を着服するなど、4億7,647万元の不当利得を得ていたとして、台南地方法院検察署は13日、劉容疑者ら6人を商業会計法違反の罪で起訴した。

/date/2018/04/16/07sauce_2.jpg劉珀秀容疑者の自宅から押収された現金。「牛頭牌」は沙茶醤で台湾市場のシェア8割以上を占める非常に有名なブランドだ(13日=中央社)

 劉容疑者の自宅からは、検察の捜査で現金5,000万元が見つかり、押収されている。検察は裁判所に対し、犯罪所得を没収すべきとの意見具申を行った。

 好帝一は米国、香港、モーリシャスなどにペーパーカンパニー6社を設立し、名目上の代理店として、商品を3割引きで卸したように帳簿を作成。実際にはペーパーカンパニーを介さず、米国に直接輸出し、差益を得ていた。