ホテルチェーン大手、晶華麗晶酒店集団（リージェントホテルズグループ）傘下のホテルブランド「捷絲旅（ジャストスリープ）」の台南十鼓館（台南市仁徳区）が16日着工した。2021年のオープンを予定しており、同ブランドで９館目の拠点となる。投資総額は約８億台湾元（約29億円）。16日付工商時報が報じた。
同館は観光施設「十鼓仁糖文創園区」内に位置し、奇美博物館、虎山芸術館、台湾鉄路（台鉄）の縁起のよい駅名の保安駅など、周辺に多くの観光資源を抱える。客室数は129室、地上８階、地下２階建てで、延べ床面積は約4,300坪、敷地面積は約1,292坪だ。
晶華麗晶酒店の潘思亮董事長は、場所の選定に当たっては、観光客に現地の文化を体験してもらうだけの十分なカルチャーリソースがあるかを考慮したと説明した。
台南市のホテル市場では、中国人観光客減少などの影響を受けて供給過剰が指摘されている。３月には六福旅遊集団（レオフー・ツーリズム・グループ）が、シティーリゾートホテル「台南六福荘（レオフー・リゾート）」の開発計画を取りやめると発表したばかりで、ジャストスリープ台南十鼓館の成否に注目が集まる。
