ニュース 公益 作成日:2018年4月16日_記事番号:T00076506
台湾電力(台電、TPC)の統計によると、昨年の発電量は過去最高の2,310億キロワット時(kWh)となり、うち原子力発電による電源構成は9.3%と、第1から第3まで原子力発電所3カ所が稼働して以来、初めて1割を割り込んだ。検査やトラブルなどにより、昨年は原子炉6基のうち、稼働は2基のみで、発電量が215億kWhと前年比29.3%減少したことが主因だ。15日付自由時報が報じた。
なおTPCの発電量は16年に2,200億kWhを超え、昨年は初めて2,300億kWhを突破した。今年も景気回復などを背景に4月12日現在で前年同期比3.3%の増加となっている。
原子力による供給が大幅に減少する中、TPCでは不足分を石炭や天然ガスなどによる火力発電で補っており、火力による発電量は昨年、前年比151億4,000kWh増加し、電源構成も前年の72.9%から77.8%に拡大した。
一方、再生可能エネルギーによる昨年の発電量は前年の116億kWhから112億5,000万kWhに減少。電源構成も前年の5.1%から4.9%に低下した。気候的要因による水力発電量の減少が原因だ。
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