ニュース 政治 作成日:2018年4月18日_記事番号:T00076564
蔡英文総統は17日、正式な外交関係があるスワジランドを訪問し、国王のムスワティ3世と会談後、共同声明を発表した。中央社電が伝えた。
蔡総統(右)は王宮でムスワティ3世(左)から勲章を授与された(18日=中央社)
蔡総統は技術交流、互恵的な協力強化という2つの面で双方のパートナーシップ関係を強化していくとしたほか、台湾の産業の世界展開に向け、スワジランドをアフリカ市場の重要拠点と位置付ける考えを表明した。
ムスワティ3世は台湾が国連、世界保健機関(WHO)をはじめとする国際組織に参加することへの支持を表明した。
双方は衛生、貿易投資、職業訓練、教育、女性の就業、農業などの面で協力を継続していくことで一致した。
表面的には友好ムードにあふれる今回の訪問だが、台湾の外交はアフリカでも中国の圧力に絶えずさらされている。台湾は2016年にサントメプリンシペと断交後、アフリカで正式な外交関係を持つ国がスワジランド、ブルキナファソの2カ国のみとなり、将来は不透明だ。
中国の王毅外相は今年初めのアフリカ歴訪時に「全てのアフリカ国家が一つも欠けることなく、大陸(中国)との協力の大家族写真に登場することを願っている」と述べ、スワジランド、ブルキナファソとも外交関係樹立を目指す姿勢を暗示している。
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