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タイヤのCST、17年58%減益


ニュース その他製造 作成日:2018年4月19日_記事番号:T00076577

タイヤのCST、17年58%減益

 タイヤ最大手の正新橡膠工業(CST)が18日発表した2017年純利益は55億4,100万台湾元(約200億円)で、前年比58.18%減少した。同社は、中国での乗用車用タイヤ(PCR)の販売減少、ゴムやカーボンブラックなどの原料価格の上昇が主因と説明した。19日付経済日報が報じた。

 同社の17年売上高は1,123億900万元で、前年比4.33%減だった。

 同社の主力商品であるPCRの17年販売量は、OE(新車装着用)タイヤの受注減少が影響し、前年比9%減少した。同社は、中国市場で、現地の自動車メーカーが価格の安い現地タイヤメーカーの商品を選ぶ傾向にあることが影響したと指摘した。一方で、高い技術力が必要な17インチ以上の大型タイヤの受注は増加したと説明した。

 同社は、今年第1四半期にタイヤ価格の値上げを実施したこと、昨年第4四半期にカーボンブラックの価格が落ち着いたことから、今年は粗利益率の上昇が見込まれる。