ニュース 建設 作成日:2018年4月19日_記事番号:T00076582
台北市信義計画区の一等地にありながら土地所有権の整理が進んでいなかった「D1区画」について、土地所有権を保有する富邦資産管理は18日、789坪の売却入札を実施し、唯一応札した富邦建設の関連会社、盈保発展が35億5,000万台湾元(約130億円)で落札した。最低入札価格の35億元を5,000万元(約1.4%)上回った。19日付経済日報が報じた。
「D1区画」は、一時は市民農園として利用されていたため、「台湾で最も高価な野菜畑」などと称されていた(18日=中央社)
信義路五段と荘敬路の交差点に位置するD1区画は、総面積2,546坪で17区画に分かれており、盈保発展が落札したのはうち4区画。盈保発展は別の1区画も保有している。
富邦資産管理が売却した4区画の相場は1坪当たり550万~600万元とされるが、最低入札価格は1坪当たり約443万元と相場を大きく下回った。また、業界関係者は、D1区画での開発に必要な土地の最低面積は約907坪であるため、今回入札が実施された4区画だけでは開発ができず、富邦グループ会社以外は応札できなかったと指摘した。このため、今回の入札は富邦グループに有利な形で土地の統合を進めたものとみられている。
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