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台湾民泊サイト最大手、AI導入で成果


ニュース 商業・サービス 作成日:2018年4月19日_記事番号:T00076585

台湾民泊サイト最大手、AI導入で成果

 台湾最大手の民泊・バケーションレンタル予約サイト「AsiaYo.com」は、宿泊施設の掲載件数が6万室を突破し、海外市場の売上高が全体の60%を上回った。AsiaYo.comを運営する亜洲遊科技(アジアヨー)の鄭兆剛執行長は、人工知能(AI)によるビッグデータ分析の成果だと説明した。19日付工商時報が報じた。

 AsiaYo.comに掲載されている宿泊施設のうち、台湾が3万5,000室、日本が7,000室、韓国が5,500室、タイが4,500室を占める。

 鄭執行長は、同社は各市場を開拓する中で築き上げてきた大量のデータや会員25万人分の利用データを保有しており、AsiaYo.comへのアクセス数は月当たり250万件以上と説明。今年1月からは、グーグルの機械学習サービス「グーグル・クラウド・マシン・ラーニング」を活用して開発したシステムを使い、過去の宿泊施設予約データなどを分析・統合した結果、3カ月で予約率が15%上昇したという。

 鄭執行長は、各国・地域のコンサルティング会社と提携するほか、香港、シンガポール、マレーシアの宿泊施設も開拓する計画で、海外の宿泊施設の掲載件数は年内に3倍に増えると予想した。また、外国人による売上高も年内に倍増するとの見通しを示した。