ニュース 社会 作成日:2018年4月19日_記事番号:T00076591
昨年8月、台北市を中心に開催されたユニバーシアード夏季大会で人気を呼んだことから、その後、同市のマスコットに昇格した台湾黒熊(ツキノワグマ)をモチーフにしたキャラクター「熊讃ブラボー」のデザインに変更を加える「プチ整形」が施され、18日に華山1914文創園区(華山1914クリエーティブパーク)などで開幕した文化イベント「台湾文博会(クリエイティブ・エキスポ)」でイラストがお披露目された。
「プチ整形」とのことだが、別のクマキャラクターに変身した印象だ。「讃」の文字デザインには「台北」の2字を入れた(台北市観光伝播局リリースより)
台北市観光伝播局が113万台湾元(約410万円)をかけて行ったプチ整形により新しく生まれ変わったブラボーは、黒目部分が大きくなり、真っ黒だった鼻の色がオーシャンブルーに変わったほか、これまではなかった白い眉毛が加わった。従来のブラボーファンからは「とってもかわいい」などとおおむね好意的に迎えられているようだ。
なお、ブラボーの新デザインは14日夜に図案がインターネット上に流出していた。その際は腹部に12本の白い毛が描かれており、ネットユーザーから「下の毛か」などと不評を買っていたが、今回披露されたデザインではこの毛が削除され、ファンからも「なくなってよかった」との声が上がった。
今回のデザイン変更について観光伝播局の陳思宇局長は、既存のツキノワグマのキャラクターと相似度が高かったことから、商標登録のため差別化を図るべく実施したと説明した。
現在、経済部智慧財産局(知的財産局)に対し、2次元イラスト、3次元の人形、ロゴの商標登録を申請中で、同局は「承認される可能性が非常に高い」との見通しを示している。
文博会では、新デザインがプリントされたマグカップ、紙テープ、クリップ、ショッピングバッグなど関連グッズが数多く展示された。観光伝播局は今後もライセンス供与を進めてさらに多くの商品を開発する方針を示している。
エコバック、ノート、マグカップなどのグッズ(台北市観光伝播局リリースより)
なお21日には文博会の会場にブラボーの「本体」が登場し、ファンとプチ整形後の初対面を果たす予定だ。
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