ニュース 電子 作成日:2018年4月23日_記事番号:T00076620
新竹市の清華大学は20日、12インチウエハーで大規模電子ビーム直接描画(MEBDW)リソグラフィーを行うプログラム(MEB12)の開始記念式典で、▽MEBDWリソグラフィー装置を世界で唯一製造するオランダのマッパー・リソグラフィー▽日本の半導体製造装置大手、SCREENセミコンダクターソリューションズ▽電子系設計ソフトウエア開発大手、米シノプシス──と提携覚書(MOU)を交わした。20日付工商時報が報じた。
MEBDWリソグラフィーは「オンチップセキュリティー」を実現するもので、インターネット、人工知能(AI)、電子決済、および自動車向けのICチップにセキュリティー情報を付加する。この固有IDを持つセキュリティーチップの開発、試作を世界で初めて台湾で行うことが可能になる。
MEB12の発起人の一人である清華大学の邱博文電機系教授は、MEB12はセキュリティーチップの開発に加え、マスクレスIC設計の検証プラットフォームとしても利用できると説明。急騰するフォトマスクの大幅なコスト削減により、新興IC設計会社の負担を軽減したり、高い解像度と柔軟な描画性能により、ニッチな市場向けの低コストファウンドリーを支援できると述べた。
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