ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

著名外国企業の研究開発拠点、62カ所に


ニュース 電子 作成日:2018年4月23日_記事番号:T00076627

著名外国企業の研究開発拠点、62カ所に

 経済部によると、著名な外国企業46社がこれまでに台湾に開設した研究開発(R&D)拠点は62カ所に及び、少なくとも600億台湾元(約2,200億円)の投資を誘発した。23日付自由時報が伝えた。

 外国企業の台湾進出には、経済部の「グローバル研究開発創新パートナー計画」が一役買っている。例えば、米マイクロソフト(MS)は昨年10月、人工知能(AI)研究開発センターへの投資を台湾側に打診。経済部技術処は直ちに「ファストトラック方式」で計画書の審査を1カ月で終え、わずか2カ月で投資に至った。

 台湾産業界は用地、水資源、電力、人材、労働力の不足に苦しんでいるが、それでも外国企業の投資を誘致できていることについて、工作機械メーカー、友嘉集団(フェアフレンドグループ、FFG)の朱志洋総裁は「台湾にはIT(情報技術)、ICT(情報通信技術)、モノのインターネット(IoT)といったハードウエア技術に加え、クラウド、ビッグデータなどの人材がいる」とし、世界のハイテク企業がソフトとハードの両面で強い台湾を選ぶのは当然だとの認識を示した。

 求人情報サイト「yes123」によると、近年は研究開発人材に対する需要が毎年15~20%のペースで増えている。特に外国企業は年収200万~300万元の高待遇で若者をスカウトしているという。