ニュース 社会 作成日:2018年4月23日_記事番号:T00076641
2年前に88歳で死去した長栄集団(エバーグリーン・グループ)創業者で総裁だった張栄発氏が生前愛用していたプライベートジェットがこのほど、香港の人気映画俳優、ジャッキー・チェン氏が関係する企業に売却されたことが明らかとなった。
張氏が愛用した専用ジェットはボーイング373-700旅客機で、航空機ファンからは「発哥号」の愛称で呼ばれていた。製造当時、価格は約18億台湾元(約66億円)だったが、エバーグループは割安価格で購入したとされる。また購入後、同機は台北~米国西海岸間を途中で給油のために着陸することなく直航できるよう、貨物スペースを燃料タンクに改造。さらに1年近くの期間と3億元の費用をかけてドイツで内装にもリフォームが施された。
張氏の遺志によりその内部はこれまで公開されていなかったが、今回、売却されたとの情報を受けて蘋果日報が調べたところ、昨年10月に海外の航空機関連サイトに同機の売却情報が掲載されていたことが判明。これによると、本来149席を備えた客室は18席に改造され、シャワー室、ソファー、ベッドといった豪華設備が取り付けられていた。
なお長栄集団傘下の長栄航空(エバー航空)は、元総裁の専用ジェットを3月上旬に売却したと認めたものの、売却先については明らかにしなかった。しかしチェン氏の友人が20日、同氏に関係する企業、耀萊グループが購入したと証言。今後は同社幹部が使用するほか、プライベートジェット運営会社に貸し出されることになるという。
耀萊グループは現在、ブラジルの航空機メーカー、エンブラエル社のビジネスジェット「レガシー650」、「レガシー500」など少なくとも5機を保有しているとされるが、ジャッキーが豪華設備を備えた「発哥号」を見てコレクションに加えたくなったのかもしれない。
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