ニュース 社会 作成日:2018年4月24日_記事番号:T00076666
中華圏では現在、旅好きのカエルを旅に送り出し、のんびり帰りを待つという日本発のスマホアプリ「旅かえる」が大きなブームとなっているが、台湾には本物のカエルを自宅で約600匹、飼育しているマニアが存在する。カエルの購入に投じた費用は4年間でなんと200万台湾元(約740万円)を超えるという。
インターネット販売会社でプロジェクトマネジャーを務める林建宏さんは4年前、息子の自然観察の宿題を手伝ったことがきっかけでカエルに強い興味を抱いたそうだ。
最初は水族館で購入したカエルを1匹、水槽の中で育てる程度だったという。しかし、そうした飼育環境は単調だと感じ、さまざまな植物を購入して水槽内に設置。その後、カエルの飼育にのめり込んでいき、水槽の数やカエルの数、種類はどんどん増えていった。
現在では海外から珍しいカエルを取り寄せることもあり、彼の手元には白と黒のまだら模様で体から乳白色の毒液を分泌することから「ミルキーフロッグ」と呼ばれるジュウジメドクアマガエル、全身が鮮やかな青色に包まれ「世界で最も美しいカエル」とも呼ばれるコバルトヤドクガエル、体が透明で心臓や内臓の動きを観察することができるグラスフロッグなども飼育されている。
林さんによると、カエルは湿度や温度に敏感なため、温度調整が非常に重要で、クーラーやヒーターをほぼつけっぱなしの状態にしておく必要があるため、飼育費はエサ代を含め1カ月に2万5,000元を超えるそうだ。
そんなカエル飼育の魅力について林さんは、残業や会議で深夜に帰宅することが多いが、カエルは夜行性のため、仕事が終わった後で一緒に遊ぶことができると説明。彼にとって心を癒やしてくれる重要な存在となっているという。
今後は、これまでの飼育経験をより多くの飼い主と共有する他、「カエル喫茶」をオープンすることも検討しているそうだ。
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