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苗栗沖風力発電2期、エルステッドが出資を決定


ニュース 公益 作成日:2018年4月27日_記事番号:T00076739

苗栗沖風力発電2期、エルステッドが出資を決定

 洋上風力発電(オフショア風力発電)の世界最大手、デンマークのエルステッド(旧DONGエナジー)は26日、苗栗県沖で進める洋上風力発電計画「海洋風電(フォルモサ1)」の第2期開発への投資を決定した。同計画の総投資額は250台湾元(約920億円)で、うちエルステッドは25億元を拠出する。27日付工商時報が報じた。

 海洋風電は台湾初の洋上風力発電所で、第1期として4メガワット(MW)発電機2基が設置され、昨年4月に商業運転を開始。これまでの発電量は2,880万キロワット時(kWh)を超えている。

 第2期では独シーメンス傘下のシーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー(SGRE)製の6MW発電機20基を設置する計画で、2019年に着工、同年末に発電を開始する予定だ。発電能力は一般家庭12万8,000世帯に電力供給が可能な規模となり、採算の取れる洋上風力発電所となる見通しだ。

 海洋風電にはエルステッドが35%を出資するほか、上緯国際投資控股(上緯投控)が15%、豪マッコーリーキャピタル証券が50%を出資しており、3社とも第2期への投資を決めている。