ニュース 電子 作成日:2018年5月2日_記事番号:T00076777
カーエレクトロニクス用プリント基板(PCB)世界最大手、敬鵬工業(チンプーン・インダストリアル)の桃園市平鎮区の工場で起きた大規模火災は30日午後に鎮火し、桃園市政府は同工場の操業エリア4カ所のうち2カ所に全面操業停止、2カ所に部分的な操業停止を命じた。ただ、現在は非需要期に当たる上、市場は供給過剰ぎみで、敬鵬は他の工場や在庫により当面の供給を維持できるとみられる。1日付経済日報などが伝えた。
敬鵬広報担当の蕭公彦氏が工場の操業停止について説明した(1日=中央社)
敬鵬はデンソー、ブリヂストンなど日本企業やドイツのボシュ、コンチネンタルなどを主要顧客としており、今回の火災で敬鵬から同業他社に受注がシフトするのではないかとの見方もある。業界関係者は少なくとも2週間が経過しないと状況ははっきりせず、敬鵬による顧客向けの報告も見極める必要があるため、受注シフト観測は「時期尚早」だとの指摘も聞かれる。
さらに敬鵬は顧客各社の厳しい認証をパスしており、今回の火災で直ちに敬鵬以外のメーカーが恩恵を受けることも考えにくい状況だ。
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