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敬鵬PCB工場火災、化学物質が原因か


ニュース 電子 作成日:2018年5月2日_記事番号:T00076778

敬鵬PCB工場火災、化学物質が原因か

 カーエレクトロニクス用プリント基板(PCB)世界最大手、敬鵬工業(チンプーン・インダストリアル)の工場で起きた大規模火災に関連し、消防関係者は同社が火災発生当日に搬入した化学物質13トンが原因ではないかとの見方を示している。現場は最高温度が80度に達しており、温度が低下するまで鑑識作業を行えない状況だ。2日付中国時報が伝えた。

/date/2018/05/02/01chinpoon2_2.jpg消火作業の際、近隣の川に大量の汚染水が流れ込み、1日午後3時までに処理した死んだ魚は13万5,000トンに達した。桃園県政府は今後、敬鵬に関連費用を請求する構えだ(1日=中央社)

 一方、今回の火災で死亡した7人のうち、焼死は従業員1人のみで、残る消防士5人を含む6人は遺体に特に損傷はなく、現場から退避できないまま、酸素ボンベが切れ、窒息死したとみられる。検察当局は司法解剖で血中の一酸化炭素濃度を調べるなどして、死因の特定を進める。

 従業員1人は避難時間が十分にあったとみられるが、酒に酔って眠っていたため、逃げ遅れた可能性があるという。