ニュース 電子 作成日:2018年5月2日_記事番号:T00076783
受動部品の供給不足が深刻化した中、電子機器受託生産大手、和碩聯合科技(ペガトロン)は、調達先が少数のサプライヤーに集中していることから特に強い影響を受けるとみられている。このため同社では、童子賢董事長自らが近く訪日し、村田製作所や太陽誘電など受動部品大手と調達交渉を行うとの観測が出ている。2日付工商時報が報じた。
ペガトロンが組み立てを手掛ける製品のうち、アップルと華碩電脳(ASUS)の製品については両社の指定サプライヤーから部品供給が得られる他、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の「プレイステーション4(PS4)」についても同社が調達先を確保するため影響は小さいとみられる。
一方、マイクロソフト(MS)は昨年末、ペガトロンに対し、1年分の受動部品確保を要求。これを受けて同社は村田製作所や太陽誘電、韓国のサムスン電機(SEMCO)に支援を要請したものの十分な供給が得られず、ゲーム機「Xbox」の生産に影響が出ているもようだ。
なお最近、アップルが部品調達を削減していると伝えられているほか、ペガトロンは日本メーカーと良好な関係を築いていることから、供給を確保できる可能性が高まっているとして、董事長自らが交渉に乗り出したとみられる。
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