ニュース 電子 作成日:2018年5月4日_記事番号:T00076836
タッチパネル大手の宸鴻集団(TPKホールディング)が3日発表した第1四半期純利益は、前期比88.9%減、前年同期比90.4%減の6,800万台湾元(約2億5,000万円)で、過去7四半期で最低を記録した。劉詩亮策略長は、前年比減益について、資産を売却した関係で昨年同期の利益が多かったためで、同要因を除けば今年第1四半期の業績は前年を上回ったと説明した。4日付経済日報などが報じた。
江執行長(右)は、下半期の業績改善に自信を示した(3日=中央社)
同社の第1四半期連結売上高は208億5,400万元で、前期比36.6%減、前年同期比2.6%減だった。
第2四半期は、米アップルのスマートフォン「iPhone」新機種発売前の非需要期に当たるため、売上高は前期比で10~20%減少する見通しだ。同社は今年、設備投資に約75億元を投じる計画で、第2~4四半期にかけて新機種向け設備を導入する計画だ。
江懐海執行長は同日、折り曲げ可能なフレキシブル携帯電話ディスプレイに必要な銀ナノワイヤ技術や特許を既に保有しており、世界初のフレキシブル携帯電話に向けた受注に尽力する方針を示した。江執行長は、同社は2011年より銀ナノワイヤ技術の開発を続けており、材料合成やコーティングなどの特許を196件取得している説明。20年にも大幅増が見込まれる銀ナノワイヤ商機を獲得していく考えを示した。
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