ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

アジア・シリコンバレー計画、IoT分野のコンペ周期短縮


ニュース その他分野 作成日:2018年5月4日_記事番号:T00076850

アジア・シリコンバレー計画、IoT分野のコンペ周期短縮

 蔡英文政権が掲げる「アジア・シリコンバレー計画」の実行センターで執行長を務める邱俊栄・国家発展委員会(国発会)副主任委員は3日、モノのインターネット(IoT)分野のプロジェクト構想に関連し、第3段階のコンペティションを5月下旬にも始動する考えを明らかにした。4日付工商時報が伝えた。

 コンペティションの実施周期をこれまでの半年から2~3カ月に短縮し、IoT分野のイノベーション事業を活性化することで、国際市場に通用するユニコーン企業の育成を狙う。

 邱副主任委員によると、過去1年余りに実施された2回のコンペティションで、提出されたIoT関連のプロジェクト構想は90件余り。昨年は台湾のIoT分野の生産額が9,774億台湾元(約3億6,000万円)となり、全世界の4.1%を占めた。2020年時点で世界のIoT関連のビジネスチャンスで4.2%のシェアを握るとする当初目標に近づいた格好だ。

 第3段階のコンペティションは自動運転車、IoTプラットフォームの両分野を中心とし、アジア・シリコンバレーを通じた産業連合の形成を目指す。

 邱副主任委員は「今回のコンペティションは、アジア・シリコンバレーが課題を出し、ベンチャー企業が解決策を示すもので、地方のスマート都市を実験エリアとし、IoTを応用したシステムの統合を進め、国際市場への進出を図るものだ」と説明した。