ニュース 電子 作成日:2018年5月7日_記事番号:T00076860
中国が半導体技術の研究開発(R&D)を支援するため、新たに3,000億人民元(約5兆1,500億円)規模の投資ファンドを創設する計画だと報じられている。米国に重要技術を押さえられている現状の打破が目的だ。これについて、証券業界は、中国の顧客との関係が良好で、技術的にリードしている台湾企業も恩恵を受ける潜在性があるとみている。7日付工商時報などが伝えた。
中国では最近、ソフトバンク傘下の世界的半導体メーカーARMが中国に合弁会社を設立するほか、米クアルコムも中国の大唐電信科技産業集団と合弁会社を設立する運びとなっているが、外国企業は今後も中国の半導体産業成長に伴い、恩恵を受ける可能性がある。
こうした中、台湾積体電路製造(TSMC)や聯発科技(メディアテック)、日月光投資控股(ASEインダストリアル・ホールディング)、南亜科技などが中国企業との提携対象になる可能性がささやかれている。
TSMCは、中国のIC設計会社からの受注が見込まれる。ただ、メディアテックの場合、IC設計人材の引き抜きや競争激化などマイナスの影響がむしろ大きいとの見方もある。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722