ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2018年5月7日_記事番号:T00076867
台湾電力(台電、TPC)は電力供給不足を受け、例年6月より実施している夏季電力料金の適用期間を今年は5月10日からに前倒しするとの観測が出ている。電炉メーカーは、事実となれば、台湾の鉄筋生産量が30~40%減少すると予想している。5日付聯合報などが報じた。
観測によると、夏季電力料金の適用期間の間、製鉄各社は生産時間を通常に比べ少なくとも1日当たり8時間短縮するほか、設備の保守点検作業も実施する見通しだ。
なおTPCは、5月中旬から7月上旬は運転予備率が5~6%となり、電力供給状況を示す信号は逼迫(ひっぱく)を示す「黄色」または警戒レベルである「オレンジ」が続くとの見通しを示している。
また頼清徳行政院長は先ごろ、工業用電力の大口顧客(契約容量1,000キロワット以上)に対し、今夏、通常より高い電力料金を設定し、節電目標を達成、または省エネルギー設備を導入すれば後日、加算分を返還する制度を適用することを決定したとされる。ただTPCは「最終決定はしておらず、依然検討中」とコメントした。
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