ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

受動部品ヤゲオ、4月売上高も過去最高


ニュース 電子 作成日:2018年5月8日_記事番号:T00076884

受動部品ヤゲオ、4月売上高も過去最高

 受動部品最大手の国巨(ヤゲオ)が7日発表した4月売上高は、前月比13.3%増、前年同月比99%増の48億3,800万台湾元(約177億円)となり、2カ月連続で過去最高を更新した。同社は特殊用途製品の生産ラインが新たに稼働したこと、需要が引き続き伸びていること、中華圏のハイエンドスマートフォン市場が活発化していることなどが好調の要因と説明した。1~4月累計売上高も158億6,300万元で前年同期比71.5%増と、大幅成長だった。8日付経済日報が報じた。

 ヤゲオ傘下のインダクター大手、奇力新電子(チリシン・エレクトロニクス)も4月連結売上高が前月比6.5%増、前年同月比21%増の12億2,800万元で過去最高を更新した。1~4月累計は前年同期比12.4%増の43億200万元だった。同社傘下でチップ抵抗器を手掛ける旺詮(ラレック・エレクトロニック)の受注が旺盛だったこと、厚膜チップ抵抗器の供給ひっ迫による価格上昇などが好調の理由だ。

 海外の大手メーカーが車載用、産業用など高単価、高利益率の製品に注力する中、一般の受動部品市場では供給不足と価格上昇が生じており、これによりヤゲオなど台湾メーカーが恩恵を受けている。