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イノラックス、Q1黒字維持


ニュース 電子 作成日:2018年5月8日_記事番号:T00076886

イノラックス、Q1黒字維持

 液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が7日発表した第1四半期純利益は、前期比31.5%減、前年同期比75.2%減の29億4,000万台湾元(約108億円)で、過去7四半期で最低となった。パネル価格下落が続く中、韓国最大手のLGディスプレイ(LGD)が同期に赤字を計上したのに対し、台湾大手2社のイノラックスと友達光電(AUO)は黒字を維持した。8日付経済日報が報じた。

 第1四半期連結売上高は667億6,000万元で、前期比15.6%減、前年同期比22.4%減だった。パネル出荷面積は654万平方メートルと、前期比15.2%減少した。平均販売価格は1平方メートル当たり338米ドルだった。製品別売上高は▽テレビ向け、41%▽携帯電話・商用製品向け、31%▽ノートパソコン向け、16%▽デスクトップPC向け、12%──だった。

 第1四半期の粗利益率は13.6%で、AUOの10.9%を上回った。業界関係者は、イノラックスは近年、生産ラインの自動化に注力しており、人員削減や品質向上でコスト削減に成功していると分析した。同社は今年、生産ラインの自動化率70~75%を目標にしている。

 イノラックスは第2四半期について、大型パネル出荷は4~6%減少、平均単価は7~9%下落、中小型パネル出荷は1~3%減少、平均単価は1~3%下落すると予測した。