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ライテック、パナソニックの新世代光ディスク受注


ニュース 電子 作成日:2018年5月8日_記事番号:T00076888

ライテック、パナソニックの新世代光ディスク受注

 光ディスク大手の錸徳科技(ライテック)は7日、パナソニックから業務用新世代光ディスク規格「アーカイバルディスク(AD)」の生産を受注したと発表した。7月より量産に入る予定で、同社の第3四半期業績に大きく貢献するとみられる。パナソニックがAD生産を外部に委託したのは初めてのケースだという。8日付工商時報が報じた。

 クラウドデータセンターでは現在、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトが保存するデータやセキュリティーシステムの監視カメラの録画データを、ハードディスクと磁気テープを組み合わせた技術により保存しているが、ハードディスクはコストが高い上、3~5年で更新が必要なため、多くのSNSサイトでADの導入が進んでいる。

 市場調査機関IDCの予測によると、2016年に全世界のデータ生成量は16ゼタバイト(ZB)だったが、20年には163ZBまで増加する見通しだ。このうちの10%の保存にADが使用されれば、年間需要は8億枚、生産額は1,000億台湾元(約3,700億円)以上が見込まれる。

 ADはパナソニックとソニーが策定した業務用光ディスク規格。現在、両社のみが生産している。証券会社は、ライテックはパナソニックとの提携で、年間1億~2億枚の生産もあり得ると予測した。