ニュース 石油・化学 作成日:2018年5月8日_記事番号:T00076893
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が7日発表した主要4社の4月連結売上高は1,397億5,600万台湾元(約5,100億円)で、前月比0.4%増、前年同月比26.2%増だった。8日付経済日報などが報じた。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の4月連結売上高は前月比6.4%減、前年同月比18.2%増の195億5,600万元だった。▽航空宇宙▽自動車▽建築▽家電▽電子──などの業界の景気の回復で水酸化ナトリウム、アクリロニトリル(AN)、エピクロロヒドリン(ECH)などの需要が前年同月より高まった。また、中国の環境規制強化の影響で、同業他社が工場の稼働停止や生産抑制を迫られたことも有利に働いた。同社は、水酸化ナトリウム、AN、ECHの4月価格は前年同月より17~77%上昇したと説明した。
南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は前月比4%減、前年同月比15%増の279億400万元、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)は前月比5.8%減、前年同月比19.9%増の331億1,800万元だった。両社ともドバイの原油価格が前年同月より30%上昇したこと、および主要製品の需要増で前年同月比2桁増収となった。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は前月比9.5%増、前年同月比40%増の591億7,800万元だった。原油価格の上昇で石化製品の販売価格が前年同月より1バレル当たり平均15.4米ドル上昇したこと、および石油精製設備の定期検査が完了し、販売量が1,638万9,000バレルと前年同月比460万8,000バレル増加したことが貢献した。
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