ニュース その他分野 作成日:2018年5月8日_記事番号:T00076903
財政部統計処が7日発表した4月の輸出総額は267億3,000万米ドルで、前月比10.9%減、前年同月比10%増だった。春節(旧正月)の影響で落ち込んだ2月を除くと、前年同月比で18カ月連続のプラス成長だった。財政部は、世界景気の拡大、新技術応用の広がり、国際原材料価格の上昇が貢献したと分析した。8日付工商時報などが報じた。
製品別では、半導体など電子部品が85億5,200万米ドルで、前年同月比12.2%増加した。非需要期にもかかわらず、4月としての過去最高を記録した。一方、情報通信技術(ICT)・オーディオ製品は26億2,600万米ドルで、前年同月比2.3%減少した。ストレージ製品やパソコン用パーツ需要は増加したものの、携帯電話などは振るわなかった。
液晶パネルなど光学器材は9億5,100万米ドルで、前年同月比6.2%減少し、3カ月連続で前年同月を下回った。中国での新工場稼働や大型テレビパネル価格の下落が影響した。
その他主要製品は、▽ベースメタルおよび製品、25億6,900万米ドル(前年同月比12.9%増)▽機械、22億6,200万米ドルで(6.7%増)▽プラスチック・ゴム、21億1,900万米ドル(15.9%増)▽化学品、18億7,000万米ドル(21.5%増)▽鉱産物、11億2,200万米ドル(41.2%増)──だった。
日本向け、4月として最高
輸出先別では、日本が17億9,200万米ドル(前年同月比7.7%増)で、4月としての過去最高を記録した。その他も▽中国(香港含む)、108億6,400万米ドル(13.1%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、47億9,400万米ドル(4.8%増)▽米国、29億6,800万米ドル(2.6%増)▽欧州、25億9,500万米ドル(15.1%増)──と軒並み増加した。
1~4月の輸出総額は前年同期比10.5%増の1,064億7,000万米ドルで、同期の過去最高を記録した。4月の輸入総額は前月比5.9%減、前年同月比4.9%増の225億8,000万米ドル、1~4月は前年同期比9.4%増の905億6,000万米ドルだった。
財政部は下半期の輸出総額について、昨年同期が好調だった他、米中貿易摩擦により不確実性が増しており、前年同期比で約1.5%増にとどまると予測した。
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