半導体用シリコンウエハー大手、環球晶円（グローバルウェーハズ、ＧＷＣ）が８日発表した第１四半期純利益は27億7,900万台湾元（約102億円）で、前期比40%増、前年同期比約８倍だった。証券会社は、半導体用シリコンウエハーの需要が強く、供給ひっ迫が続いており、ＧＷＣは2020年まで受注見通しが立っていると指摘した。８日付工商時報などが報じた。
ＧＷＣの第１四半期連結売上高は前期比11.7%増、前年同期比31.4%増の139億1,000万元で、過去最高を更新した。粗利益率は36.2％で前期比5.8ポイント上昇、前年同期比16.2ポイント上昇した。
同業の合晶科技（ウエハーワークス）の第１四半期連結売上高は、前期比25.7%増、前年同期比38.7%増の20億8,200万元だった。粗利益率は前期比3.5ポイント上昇の31％で過去最高だった。純利益は２億4,000万元で、前期比２倍以上、前年同期比約17倍だった。
ウエハーワークスは、年初来フル稼働が続いていると説明した。３月の６インチウエハー生産は100万枚を突破、８インチウエハーも25万枚を超え、第３四半期に月産30万枚の目標を達成する見通しだ。
