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Qisda傘下の友通資訊、戦略転換で業績成長


ニュース 電子 作成日:2018年5月9日_記事番号:T00076914

Qisda傘下の友通資訊、戦略転換で業績成長

 電子機器受託メーカー、佳世達科技(Qisda)の陳其宏董事長は8日、昨年11月に同社傘下となった産業用コンピューター(IPC)の友通資訊(DFI)について、経営戦略の転換が奏功して、今年第1四半期は大幅な増収増益となり、既にグループの中核を担う存在となっていると発言した。その上で、今後もリソース統合を積極的に進め、医療、スマートファクトリー、第5世代移動通信システム(5G)、マンマシンインターフェース(MMI)といった分野での競争力を高めていく方針を示した。9日付工商時報が報じた。

 友通資訊の第1四半期売上高は11億5,800万台湾元(約42億4,000万円)で前年同期比25.86%増。粗利益率は30.07%。純利益は1億3,100万元で67.95%増。1~4月累計売上高も15億2,400万元と27.19%増加した。

 友通資訊の蔡其南総経理は、Qisda傘下入り後、競争力の強化、規模の拡大、事業の垂直展開を短期、中期、長期の経営戦略とし、将来は売上高100億元規模を目指すと語った。

 なおQisdaは中台工場で1,000台以上のロボットアームを導入しているが、今後は主要顧客とするスイスの産業用ロボット大手、ABBのロボットアームと友通資訊のマザーボードを統合し、中国の工場自動化市場の開拓を進めたいと語った。